合宿免許の流れ ~入学から卒業まで~

合宿免許に参加すると入学してから卒業するまでどのように過ごすことになるのかを知りたくはないでしょうか?
実際、既に合宿免許に申し込んで、教習所に行くのを待つ状態の方をはじめ、これから合宿免許に参加しようか検討しているかたの中からも「合宿免許ってどのようなことをして2週間以上を過ごすんですか?」と、大まかな流れがどのようになるかの質問をされることがあります。
そこで今回は「入校当日から教習所を卒業する日までがどのように流れるのか」という点について書いていこうと思います。

入校当日は何をする?

「【必須】合宿免許で必要な持ち物・必要書類について」をチェックして行動された方は恐らく忘れ物をすることなく無事に集合場所まで到着することができるでしょう。そこで集合場所に到着したことを想定して話をしていきます。

この集合場所においてはちょっと注意が必要な場合があります。なぜかと言うと同じ駅に複数の教習所の送迎バスが迎えに来ていることがあるからです。

友人任せや親任せに申込みを進めてしまうと自分の入校する教習所の名称があやふやなことがあり(結構あります)、自分が乗るべきバスと違うバスに乗り込んでしまう事も考えられるので注意しましょう。

無事送迎バスに乗ると(教習所によっては教習所に直接集合する場合もあります。ご自身が入校する教習所がどのような待ち合わせ場所を指定しているかをご確認ください。)いよいよ教習所に到着です。

・教習所に着いたら何をするか?
教習所についたその日が教習1日目となりますが、まず共通して行われることは以下のことです。

1.受付

これは持ってきた書類などを確認したり、用意されている教習原簿に誤りが無いか等をチェックしたりします。

2.適性検査

視力や聴力、色彩がわかるかを会話の中で確認したり自動車を運転するに当たり自分の性格を知る為に心理テスト(のようなもの)を行ったりします。

3.先行学科の受講

すべての教習に先立って必ず行う教習を受講します。

4.技能教習

入校当日いきなり車の運転をします。とは言っても最初はまずトレーチャーというシミュレーターの一種を使い、シートベルトやハンドル、ブレーキの位置や操作方法を学びます。
しかしトレーチャーを利用した教習が終われば次は実車に乗ることになります。

5.合宿期間中の説明等

合宿期間の生活全般(宿泊施設のことや送迎のこと等)に関する説明や心得のようなことの説明を聞くことになります。

概ねこのような感じになると思います。
集合時間が朝の場合などは昼食の時間が入ってくることもありますが、それほどスケジュールに差が生じることはないでしょう。
よく「1日目から車に乗るのか」という驚きの声が挙がりますが、しっかり乗ります。そうでなければ短期間での卒業はできないので…
1日目から教習を行い、宿舎へ戻り、食事をしたらゆっくり休みましょう。(食事の場所については教習所によって異なる場合があります。宿舎でなく教習所の食堂で食事をとることもあります)

殆どの方が朝早くに自宅を出発している(中には前日に出発する教習所もありますが)ので、非常に疲れていると思います。また、慣れない環境で過ごすことになることも重なり初日はぐったりすることが予想されますので、翌日の教習に影響しないようにしっかり休みましょう。
朝目が覚めたらいよいよ本格的に教習開始(1日目もそれなりに本格的ですが…)となります。

2日目から仮免取得まで

入校1日目に行うことをクリアすれば後はとにかく教習に打ち込むことになります。

朝になれば宿泊施設まで送迎バスが迎えに来る(宿泊施設が教習所敷地内などでバスが迎えに来ない場合は受付時間に間に合うように宿泊施設を出ましょう)ので、間に合うように準備しておきましょう。仮に午前中の教習が無ければ自分の教習に間に合うように準備しましょう。忘れ物が無いように気を付けてください。

ちなみに1日のスケジュールについては前日に翌日のスケジュールが発表されることが多いようです。
2日目以降は本格的な教習開始です。カリキュラムは全て教習所で組まれているのでとにかく一生懸命教習を受けましょう。

仮免学科試験に向けて自習も開始したほうが良いかもしれません。教習所内に学科試験模擬試験を受けることができる設備があるので有効活用しましょう。ATなら早くて7日目に修了検定、仮免学科試験があります。(MTは早くて9日目)

頑張ることはもちろん大切ですが意外と自由な時間もできる(人によって感じ方は様々ですが、日に数時間程度の空きが出来ることもあります)ので、他の参加者と親睦を深めたり周辺散策や観光をしたりすることもオススメです。実際多くの合宿免許参加者がそのように過ごしています。
また、教習所独自のイベントなどがある場合、特別なランチに全員招待されたり、周辺の観光地に連れて行ってもらえたりすることもありますので自分の参加する合宿教習所のイベントなどもチェックしておくと良いでしょう。(中には入校初日にイベントを行う教習所もあります)

効果測定とみきわめ

1段階の教習が一通り終わると「効果測定」、「みきわめ」といって学科教習の習熟度や技能の習熟度をチェックされます。これをクリアするといよいよ修了検定(技能検定)と仮免学科試験を受けることになります。
習熟度が十分でないと判断されれば教習の補講を受け、十分と判断されれば修了検定と仮免学科試験を受けます。

仮免許証を取得して第2段階へ

効果測定、みきわめをクリアするとついに修了検定と仮免学科試験を受けますが、修了検定に落ちてしまうと仮免学科試験は受けられず、技能教習の補講を受けます。そこもクリアして修了検定と仮免学科試験に合格するとついに仮免許証が交付され、路上教習を行う事が出来ます。ここからが第2段階です。

第2段階になって変わること。それは路上教習を行うという事と一日の乗車時間の上限が3時間になることです。
また、学科については1段階で受けた時限数より多くなるので忙しく感じることがあるかもしれません。

生活環境についてはこれまで同様に教習所の作ったカリキュラムに従ってひたすら学科、実技の教習を受け、空いた時間をうまく使って自習したり息抜きしたりすることになります。2段階の全ての学科教習を受けた後に設定されている効果測定をクリアし、実技教習もみきわめをクリアすると卒業検定を受けることができ、卒業検定をパスすると卒業となります。

いよいよ卒業検定を受ける日はどんな感じ?

卒業検定はカリキュラムを予定通りに進んでいれば卒業予定日に受けることになります。その為、卒業検定日は宿泊施設を出るときに自分の荷物をすべて持って出てきます。

緊張もあるかとは思いますが卒業検定開始!
これまで約2週間にわたってやってきたことをしっかり意識しながら実力を出し切りましょう。

卒業が決まると卒業証明書を貰う事が出来ます。この卒業証明書があることで試験場での実技試験が免除になります。
また、各種キャッシュバック特典の清算(交通費、グループ割引、早割、学割等)がある教習所の場合はこの時に精算されることが多いようです。最終日は殆どの教習所で午後2時から3時頃に解散となります。
ここから最寄りの駅(殆どの場合集合した駅と同じ)まで送迎され、そこで本当の解散です。駅で切符を買い(復路分にとっておいた学割証明書があるのなら忘れずに使いましょう)電車に乗って「お疲れ様でした」となるわけです。

余談ですが、グループで来ていて卒業検定に落ちてしまうと一緒に帰宅できない寂しさがあり、尚且つ朝教習所に持ってきた身の回り品を再度宿泊施設に持って行くことにもなり「結構ガックリきた…」という方なんかもいましたよ。

ようやく卒業しましたが次は地元の試験場に行って試験を受ける(学科試験のみ)ことになります。この試験に受かってはじめて免許を貰う事が出来ます。教習所を卒業しただけでは免許はもらうことが出来ないので注意してください。

是非、「教習所を卒業してから免許を取得するまでの流れ」を参考にしてしっかり準備をすすめてください。
なお、今回は詳しい教習内容については割愛していますので、教習内容についてさらに詳しく知りたい方は「合宿免許の基礎知識 教習内容について」をご覧いただければと思います。